歯科治療8年の苦労ばなし  27

                               
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 今回の写真は、またキルギスです。子供連れのお母さんが目につきました。
 
どこの国でも子供とお母さんは、いつも一緒なのでしょうね。
 
 歯の方は、調子が悪いので、低く削ったプラスティックの部分入れ歯などを、
 
もとの高さにもどすようにとお願いしたのですが、それは出来ないと、前と同じ答え
 
でした。今、下手に変化させると基準がぶれるので、スプリントの調整が終わる
 
までは、このままで我慢。噛み締めの跡がスプリントに残っている間は、まだ正確な高さや
 
位置になっていないとのことでした。
 
 今日は、第十五章、新幹線に乗って遠くの歯医者へ行くところからです。
 
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                   「歯科巡歴の記ー蟻地獄に落ちた」
 
    第十五章  八軒目の歯医者
 
    
        一  紹介状を貰う
 
 
 見知らぬ北国の駅に下りたった。そんな感じだった。
 
 都会の町並みを見慣れた私には、この町の駅前通りは寂れて侘びしい。
 
不安感を大きくする。目指す歯医者は、この町のどこかに本当にあるのだろうか。
 
この道をけば辿り着けるのだろうか。通りを行く人影はまばらで閑散としていた。
 
地図を片手に駅から歯医者に辿り着くまでの十五分間が永遠に続くかのようだった。
 
 その歯医者は、寂れて侘びしいと感じた町にしてはもちろん、都会の歯医者比べ
 
ても遜色のない大きな構えだった。階段を上がると二階に入口がある。玄関の木製
 
靴棚は懐かしい昔の小学校の靴箱を思い出させた。スリッパに履き替え、靴を
 
うとしたがもう一杯だ。床に並んだ他の患者の靴の横に脱いだ靴をそっと置く。
 
 
 
 受付の人は予約の電話で感じたのと同じ突っ慳貪で無愛想な話し方だ。
 
「健康保険は扱っていません。すべて自費ですが良ろしいですか」
 
「は?!」
 
「よろしければ、この用紙に記入してください」
 
 まったく健康保険を扱わないのだ。電話ではそんなことは言わなかった。ここまで
 
来て、それではと帰るわけにもいかない。用紙を貰って記入しようとした。
 
「すいません、今年は平成何年でしたか」
 
「え? アハハハハー」
 
 頭が真っ白で、今年が何年なのか、今日が何日なのか出てこない。隣の人に尋ねて
 
笑われてしまった。それがきっかけで、お互いの歯の悩みを話し合うことができた。
 
緊張が解れて有難い。
 
 その人は四十代前半に見えたが、歯槽膿漏で歯がポロポロと抜け落ちるという。
 
彼女の父親も同じ症状だったそうだ。どこの歯医者に行っても打つ手がなく、
 
この歯医者に辿り着いた。私同様今日が初診で緊張している。私より先に呼ばれた。
 
 一人になった。時間をもてあます。待合室や他の患者さんをじろじろ観察する
 
悪い気がしたが、ついつい気になって見てしまう。治療が終わって支払いをしている
 
人もいる。三千円から五千円を払っていた。それぞれの治療内容は分からないけれど
 
保険の適用はなく全て自費にしては、そんなに高くないのかもしれない。七軒目の
 
歯医者よりは安い。
 
 待合室にはパンフレットのようなもの、院長先生の書いた本、健康食品らしい品物
 
が陳列されていた。一通りそれらを見て回る。まだ読んでいない本が一冊あった。
 
それを買う。定期的に出している新聞のようなものも置いてあった。手持ち無沙汰な
 
のでそれを読み始めて、おやっと思った。
 
「中にお入りください」
 
「はい」
 
 私の順番が来た。慌てて、その新聞をバックに突っ込む。
                                                              
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 今までの経過をどこからどう説明したらいいのだろうか。ここに来るまで何度も
 
えた。説明すべき内容、順序を紙に書き出し、頭の中に整理した。きちんと説明で
 
きる筈だ。深呼吸をする。書類袋をぎゅっと握り締めて立ち上がる。今までの治療経
 
過を説明するためのレントゲン写真などを持参していた。
 
 診察室には診察台が二十台は並んでいた。思っていた以上の規模らしい。案内され
 
診察台に座って待っているあいだ、喉が渇いて息が詰まりそうだった
 
「どうされましたか」
 
 白髪頭の初老の先生だった。見るからに優しそうだ。院長先生ではない。本の写真
 
とは違う。
 
「治療を始めて二年半になります」
 
「そうですか。口を開けてください」
 
 歯を一通り見たようだ。
 
「次に診察台から下りて、ここに立って下さい」
 
 全身を観察している。
 
「体、歪んでいますね。顔も口元も左右バランスが取れていないし、
 
ずっと片側ばかりで噛んでいたのですね」
 
 ああ、経過を説明しなくても解ってくれる。治してもらえるかも知れない。
 
「では上の階で検査をして、それが終わったら、また待合室で待っていてください」
 
  結局、書類袋を開けて見せることはしなかった。向こうも、それに気が付いている
 
ようなのだが、あえて無視しているようにも思えた。
 
 階段を登って上の階へ行く。
 
「眼の検査をします。ここを覗いて下さい」
 
「あの、私、遠視で、この器械では本当の視力は測れないのですが」
 
「いえ、大丈夫です。視力は良いですよ」
 
 日本人には遠視が少ない。眼科専門の開業医でさえ遠視について詳しく知らず、
 
正しい視力を測れないところが多い。説明したって、この白衣を着ただけのような
 
おばさんに解るはずもないだろう。
 
「次は、ここに足を入れて下さい。はい、結構です。骨粗鬆症の心配は、まったく
 
ありません。良い数字が出ていますよ」
 
 同じ白衣のおばさんが骨量の測定もする。骨量を調べる器具から足を出しながら、
 
ふとグラフ数値を表記した測定器具の表示画面を覗き込んだ。
 
「これ、私の名前ではありません」
 
「えっ、違いますか。うーん、でも足を入れているのは、あなたなのだから、
 
これはあなたの骨量に間違いありません」
 
  しかし、画面に打ち込まれているデーターは、次に待っている十歳以上も年上の
 
人のだ。足は私の足だ。他の人のデーターをベースに計算された年代別パーセント
 
表記の数値が、私の骨量を表すだろうか。
 
「有り難うございました」
 
 最後に二階の部屋で、パノラマのレントゲン写真を撮る。
 
 歯列が動き歯の噛み合わせが、ますます悪くなっていて撮り難いようだ。上下の歯
 
のあいだに割り箸を噛ませてもう一度撮り直した。検査は終わった。
 
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 待合室に、歯槽膿漏で困っているというさっきの人がいた。
 
「いかがでしたか」
 
「インプラントしかないと言われました。一本十七万円だそうです」
 
 彼女の場合、一本ではすまないので、かなりの金額になるだろう。
 
「インプラントは、まだ保険が効きませんから高価ですよね。歯医者によっては
 
一本三十万円以上もするそうです。いろいろ種類もあるのでしょうが」
 
「そうですか。でも考えてしまいます。高いです」
 
「本当に、たかが歯とは言っていられませんよね」
 
「私はそんなに遠くないので、通院費用は、たいしたことはありませんが、
 
関西からでは大変ですね」
 
「娘が東京に下宿していますので、半年でも一年でも、そこに居候しようと
 
覚悟しています」
 
「それでも大変ですよね」
 
 話が弾み出した頃、彼女は呼ばれて、また診察室へ入って行った。
 
 例の新聞を出して続きを読む。院長先生がモンゴルで現地の人の歯を調査きた
 
記事が出ていた。他の本で読んだことがあるのと良く似た内容ではないか。
 
「検査の結果に基づいて治療方針を説明しますので、
 
あちらの部屋へ入って下さい」
 
「はい」
 
  急いで、読みかけの新聞を閉じた。
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「ブリッジの仮歯の入っているところですが、インプラントにします。
 
三本ある親知らずは、噛み合わせが悪いようなら抜きます」
 
「えっ! あのうインプラントではなく、できれば今まで通りブリッジにして
 
いただけませんか」
 
「ブリッジだと安定が悪くて正しい噛み合わせになりません。
 
とくに、あなたの場合経過が長く、一本の歯にしては間隔が空き過ぎています」
 
「でも、今までのこともありますのでインプラントは怖いのです。まずブリッジに
 
して、それで巧くいかなければインプラントにするというのは駄目ですか。
 
親知らずもできることなら抜きたくないのですが」
 
「駄目です。それと、プラスチックの仮歯は減るので、一週間に一度は上に足さな
 
ればなりません。遠方から、そんなに通うのは不可能です。仮歯はやめてスプリント
 
にします」
 
 強引に聞こえた。患者の気持ちなど少しも気にとめていないような冷たい
 
事務的な態度。怒ったような膨れっ面。こんな説明態度が通用するのだ。他に当ては
 
ない。もう言う通りにするしかない。
 
「そうですか。解りました。ところで、そのスプリントというのは、なんですか?」
 
「はい、結構です」
 
 突然、中断された。このやり取りを、どこかから他の人が見ていて指示があった
 
ようだ。
 
 診察台に案内された。最初の初老の優しそうな先生が来た。
 
「今日、時間ありますか。さっそくスプリントを作りましょう。アレルギーもある
 
ようですが、奥歯にアマルガムが詰めてあっても大丈夫らしいし、
 
一度試してみましょう」
 
 おおらかに笑いながら言った。優しい笑顔だった。不安が和らぐ。
 
 アマルガムとは保険で作った詰め物の材料のことだ。水銀が入っていて有毒で
 
アレルギーの原因になりやすい。最近はあまり使われていないそうだ。
 
「はい、お願いします。その前にお聞きしますが、スプリントってどういうもの
 
ですか。プラスティックで作るのですか」
 
「説明、聞いていませんか」
 
 カルテを手に取る。
 
「うーん、プラスティックにアレルギーもあるのか。やっぱり設備の整った大学病院
 
のようなところが良いかな。ここまで通うのも遠くて大変だしね」
 
「えっ!?」
 
「紹介状を書きましょう。今までのように歯と顎関節を別々の病院で診てもらって
 
ては駄目ですよ。それでは治りません。一度に両方診てくれるところでないと
 
いけません。どこが良いかなあ」
 
 大阪の大学付属歯科病院補綴科宛の紹介状を手に歯医者を出る。ここで撮っ
 
パノラマレントゲン写真を付けてくれた。
 
 
 
 十分納得のいく診察ではなかった。しかし、この病院へ行った私の目的は果たせ
 
と言えるだろう。関西圏から離れ、これまでのどの歯医者にも気を使わない
 
率直な診断、治療方針を聴くことができた。今後行くべき病院も紹介してもらえた。
 
 新幹線を待たずに東京まで各駅停車に乗った。
 
 乗客のまばらな時間帯、車内は静かだ。ぐっすり眠った。自分で出来ることは
 
した。他にすることもない。急ぐこともない。心が穏やかなっていた。
 
            P1000359     つづく
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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歯科治療8年の苦労ばなし  27 への16件のフィードバック

  1. Nami より:

    心が穏やかになられて良かったです*^^*でも、歯医者さんにも保険が適用しないところもあるんですね。韓国も、インプラントは高いです。大体、一本300万ウォンくらいです。(30マン円)うちの旦那は子どもの時の歯をずっと使ってる人なので、最近は限界が来たらしくてどんどんインプラントをしていってます。歯医者さんでも視力とか骨粗鬆症の検査をしてくれるんですね。でも、他人の資料にそれを書き込まれたら、ちょっと、信頼感がなくなりそうです^^;

  2. booo より:

    インプラントに限らないでしょうけど、こういう世界では適正価格というのはないに等しいのかな、、、簡単に言っちゃうと患者の弱みにつけ込んだ商売と思えちゃいますよね。。。しかし、白い花さんって文章ウマイですね!これ、このまま本になりますね。

  3. じばこ より:

    ここも、説明一回だけで治療しなくて良かったのかも。セカンドオピニオン先は、本当に遠かったのですね。4年前に、インプラントした友人は、一本15万円でした。ブリッジに出来るなら、インプラントの必要ないですよね。まだ、先々のことは分からないと、ラジオ相談で言ってましたもの。。。白い花さんも、遠視なのですか?私もです!読書は疲れますね–;遠視用・老眼用眼鏡と面倒だし~

  4. Misa より:

    こんばんは☆初めて行く街なんて、ただでさえドキドキなのに・・・そして、私初めて知りました。保険外治療専門?のお医者さんが存在するのですね。。。歯は一度削ったり抜いたりしてしまったら、決して再生しないものなのに・・・紹介された大阪の大学病院は如何に!?もう、白い花さんのストーリーに引きこまれていますよ!

  5. 白い花 より:

    Namiさん保険はまったく使わず、自費で治療する歯医者さんは、たまにあるようです。今の保険制度では十分な歯科治療はできないという考えからです。今年の6月から通っている歯科も、保険は使わず自費です。でも、診察が普通の歯科では15分から30分くらいですが、ここでは、スプリントの調整などに1時間から2時間近くかけてくれます。で、毎回診察料は3000円です。時間を考えると安いと思います。

  6. 白い花 より:

    boooさんこのブログの話は6年ほど前のことで、まだまだインプラントは普及していなくて価格もいろいろだったようです。インプラントの相場は、現在では1本37万円前後らしいです。大阪の大学病院でも、この価格でした。でも、インプラントにもいろいろ種類があるようです。良い品物を使ってくれているのか、そうでないのか、患者には分かりませんから、信用のおけるところでないと不安ですよね。お褒めいただいて、有り難うございます。6年前から、文章は文章教室のようなところへ行っています。(大きな仮歯のせいで、全身の筋肉が攣って、歩くのが不自由になり外出がままならなくなったときに、作文を趣味にしました)

  7. 白い花 より:

    爺婆仔さん15万円とはまた安いですね。インプラントは自然の歯より感染症になりやすいらしいです。(自然の歯は根っこが歯根膜に包まれていますが、インプラントは歯根膜がないのでダイレクトに細菌が入るようです)若い方は良いですが、歳をとって、病気になったり、認知症になったりして、自分できちんと手入れできなくなったとき困ると聞きました。入れ歯なら外せばそれで良いのですが、外せないので。現代の文明社会では、遠視で良いことはないですよね。ちょっと近視気味の方が便利だと眼科で言われました。私は、眼鏡は遠く用、読書用、パソコン用、運転用の度入りサングラスなど、色々用意しています。(斜位がありますから、近く用にはプリズムを入れないといけないので、遠近両用が作れません)外出の時は、ハンドバッグは大きいのでないと眼鏡が入りません。(歳をとるのは悲しいです・・・)

  8. 白い花 より:

    Misaさん一般のお医者さんではそんなことはないと思いますが、歯科は保険を扱わないところがあるのですよね。私も初めて知りました。今の保険制度では満足な治療はできないと考えていらっしゃるようです。現在通っている歯科も、自費です。普通の治療はしなくて、私のようなややこしい患者さんだけを見ていらっしゃいます。でも1回の治療に1時間から2時間近くかかっても、3000円なので、高いことはないと思います。ただ、治療が終わって義歯やクラウンを作るとき自費のものですから、それで元を取るのでしょうね。簡単に親知らずを抜くって言う歯医者さんが、結構あるのに驚きます。私の友人のご主人ですが、上の歯を総入れ歯にするほうが良いと言われ、良い歯がまだ何本か残っていたのに、それを全部抜いてしまったそうです。2本の部分入れ歯から総入れ歯まで、3,4年でした。少しでも残っていれば、それを足にして、部分入れ歯を作ってくれるところもあるし、その方が丈夫だとも聞いていましたが、教えてあげるにも、もう抜いて総入れ歯にしてしまっていたので、後の祭りです。歯医者はピンキリの差が激しいですよね。次の大学病院でも苦労します・・・

  9. 洋子 より:

    このお話、6年前のことなのですか・・・本当に長い間難儀されてるのですね。それにしても毎回歯科医ごとにそれぞれのやり方や対応に特徴というものがありますね。だから患者側としても「こういうものなのか?」とうろたえる訳ですが・・・遠くまで大変でしたね。

  10. 白い花 より:

    洋子さん歯科と整形外科はまだまだ発展途上のようで、なかなか良いところが見つからないようです。まだ医学的に分かっていないことも多いし、新しく分かってきたことも、それを知っていらっしゃるお医者さんが少ないらしいです。よく勉強していらっしゃる真面目な?ところを見つけなければと、つくづく思います。

  11. 乙女 より:

    健康保険を使えない歯医者さんがあるのを初めて知りました。歯は抜いたらおしまいですもの出来る限りは抜きたくありませんよね。セカンドオピニオン探しも大変そうで、お疲れさまでした。その後がどうなるのか気になり、何だか医学小説を読んでるような錯覚に陥ります。

  12. ひだまり☆☆ニコニコ より:

    白い花さん、おはようございます。(*^o^*)オ (*^O^*)ハ (*^。^*)ヨー!! いつもありがとうございます^^歯の治療のため、遠方まで行かなければいけなかったご苦労が読んでいて、こちらにも伝わってきました。もっと近くに信頼できるお医者さまがいて、安心して治療を任せられれば、こんなに大変な想いをされなくてもよかったのに・・・体の中で要らない場所はひとつもないから、歯の1本1本のことも大切にしたいですよねっ。お医者さんは悪いところを治療するだけでなく、心のケアもしっかりとやって欲しいですよねっ。保険外治療・・・噛み合わせや歯並びを治す「歯列矯正」などでは保険が適応されないことは聞いたことがあるのですが、ひだまりも歯科の治療には無知な方なので、健康保険を扱っていないお医者さんのことは初めて知りました(^^;白いキルギスの花、とっても可愛いですねっ。ひだまりも小さくて、真っ白なお花が好きなので、写真を見ていて心が和みましたよ^^

  13. 白い花 より:

    昔の乙女さん健康保険の適用なしで開業していらっしゃる歯医者さんでした。歯科治療には保険の効かないことが結構ありますが、まったく使わないでというのは、私も初めてでした。この先はまだまだ・・・です。

  14. 白い花 より:

    ひだまりニコニコさん近場で良いところが見つかればどんなに良いでしょう。なかなか見つけられないのですよね。心のケアーって大事なことだと思います。治療方法が分からず、うまく進まないと、お医者さん自身が不機嫌になって、患者に辛くあたるというケースが結構あるように思いました。治療は巧くいかないは、医者にはボロンチョンに言われるはで、泣いて帰ってきたこともあります。治療方法が分からないで、手探りでということになっても、お医者さんが親切で優しいと本当に救われます。普通の病院の一般の科ではそんなところはないと思いますが、歯科治療には保険を使わないところがあるようです。私も、この時初めて知りました。

  15. Jasmine より:

    うわー今回もすごいですね。保険適用外だけの歯科医院があるのを初めて知りました。でもやはり、設備は大学病院には敵わないのですね・・・。この歯医者さんで歯を抜かれたりしなくて本当に良かったと思います。スリリングな小説を読んでいるようです・・・(不謹慎な表現ですみません)

  16. 白い花 より:

    Jasmineさん保険を扱わない歯科があるのを知らない方のほうが多いですよね。私もここで初めて知りました。大学病院の設備はやっぱり凄いようです。今年6月から行っている病院の口腔外科でも、普通の歯科よりは設備が整っているようですが、顎関節症とかで重傷の人は大学病院へ行って貰わないと、ここでは設備がないと仰っていました。3人いる歯科医はその大学病院出身で最近まで大学にいたので、技術的には問題ないようなのですが、検査をする設備がないということらしいです。その時はただ怖いだけで、歯が大事とはそれほど思わなかったのですが、親知らずを残しておいて良かったと思います。叔母などの話では、第2大臼歯がなくなったりすると、奥の歯がないので、なしのままになって、さらに第1大臼歯がなくなるとまたどうしようもなくて、2本なしのままとか。70歳や80歳になって、インプラントするのも気が進まないらしいです。で、片方ばかりで噛むことになって、片方の顎が外れてとかで、悪循環になると嘆いていました。若い頃はそれほど歯を大事に思ったりしませんでしたが、今になってやっと分かってきました。友人達も、そう言います。ブログでなく一気に読んだ方が面白いとか・・・。

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