歯科治療9年の苦労ばなし  83 

 
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  今日も我が家の庭の写真です。 
 
  歯の方は、2月の予約を待っています。奥歯が痛い原因は、クラウンの形や位置が悪い
 
ためでなく、虫歯かも知れないということで、次回はまず歯周科で確認してもらいます。
 
予約が同じ日に取れず、補綴科は歯周科の1週間後になりました。
 
  今回は、第三章 大学病院から民間病院へ の ”5   ばんざーい!” です。   
         
               手前の枝はノウゼンカズラの枝です。今年もたくさん花が咲いてくれますように!
 
 
        「歯科巡歴の記―歯科からの帰還」                 
             
 第三章  大学病院から民間病院へ
          五  ばんざーい! 
 
 
 
 スプリントは恐れていたほどの不快感もなく、一カ月が過ぎた。調整しなおした直後は気持
 
ち良いのだが、二、三日すると調子が悪くなる。しかし、それは噛み合わせが変化しているか
 
らで、治療が順調にいっているということらしい。前回は下顎を後ろに引いた状態でスプリント
 
の調整をしたせいか、喉が詰まったように苦しくなった。調整は二週間ごとだが、次の予約は
 
一週間後だ。苦しい期間が短くて助かる。                                                                                     
                                                                                           
 一週間後の予約の日。                            ツワブキの綿毛
 
「今回は調子が良くありませんでした。やっぱり喉も詰まったようになって……」
 
 私が説明すると、歯科医はにこりともしないで硬い顔をしていた。このときは、私に言葉を
 
選ぶ余裕がなかった。きつく聞こえたのだろうか。
 
 硬い顔のまま、スプリントの再調整に取りかかる。歯科医も私も緊張気味で、例のガクガク
 
がスムースにいかない。私がリラックスしなければ、医者も緊張する。リラックスしなければ。
 
ヨガのリラクゼーションのように深い呼吸をする。体の力を抜く。呼吸をする。力を抜く。
 
二人とも緊張が緩んで、ガクガクが巧くできるようになってきた。歯科医はいつもの雰囲気を
 
取り戻した。前回には、次はインプラントの調整に三十分くらいと言っていたのに、小一時間
 
かかった。
 
 この八年の経験で、私には諦めができていた。たいていの医者は「前回の処置が適切では
 
なく、調子が悪くなった」というような患者の否定的な言葉には、緊張して怖い顔になるのだ。
 
                                
                                          ラベンダーは、年中咲いています。
 
 スプリントを調整しなおすと不快感は消えたが、私の不安はまだ残っていた。
 
「今回も、スプリントなしだと、左が先に当たりますよね。右は噛み合わせようとしても
 
噛み合わないですし」
 
「そうです。それを忘れないことが大事です」
 
「えっ!?」
 
 主治医の声にはまだ硬さが残っていたが、落ち着いた自信たっぷりの調子はいつもどおり
 
だった。やっと、私の不安は薄らいだ。

 私の気持ちが伝わっていたようだ。帰りぎわ、主治医は真剣な表情で私の両肩に手を置い

 
て、諭すように言った。
 
「これで噛み合わせは合っていますよ。顎関節の位置が決まっています」
 
「えっ!」
 
 四カ月で目処が付くと言われていたが、まだ一カ月足らずだ。早いのに驚いた。
 
「これを意識的に記憶するのが大事ですからね」
 
「はい。下顎の位置ですが、後ろに引くというより、下に引くという感じにすると、
 
落ち着くような気がするのですが」
 
「ええ、それで良いですよ。次回は左側下、たぶん親知らずが高いと思いますので、
 
削って低くします」
 
「わかりました。削るのは金属のクラウンですよね」
 
 前回、自身の天然の歯は削らない、削るのは人工のものだけで、最後にきちんとしたのを
 
作りなおすから心配は要らないと説明を受けていた。不安なく了解する。
 
 今回も左顎の下の筋肉が少し攣っていたが、前回もすぐに治ったから大丈夫だろうと伝え
 
て、診察室を出た。帰り道は、また少しルンルンだった。

                                           
                                               名前が分かりません。
 
 前回同様、最初は調子が良かったのに、三、四日でまた調子が悪くなった。
 
 下の歯が左右ピッタリと上のスプリントに均等に当たっていたのに、左が浮いて右が強く当
 
たるようになった。右ばかりに力が入って、特に右顎や、なぜか右耳の中が痛い。左顎など
 
痛みの出かたは前回と同じパターンだった。しかし、結局、スプリントを付けないよりは
 
付けた方が楽なのだ。
 
 
 
 二週間後の予約の日、状態を報告した。
 
「顎の位置、噛み合わせの位置が良いように変わってきたので、
 
顎が痛くなってきたのでしょう」
 
「はあ・・・」
 
「スプリントを付けた状態と外した状態の違いが大きくなってきたので、
 
なるべく同じになるようにします。クラウンなどを削って調整しますから」
 
 歯科医にそう言われて安堵した。私自身も、スプリントを付けたときと外したときの差が
 
原因なのではと思っていたからだ。
 
 前回言っていた左下の親知らずではなく、その隣の第二大臼歯の金属クラウンを削った。
 
横のプラスチックの部分入れ歯二本も削り、さらに左上の金属クラウン二本も削る。スプリント
 
なしでも右奥歯が当たるようにしたのだ。
 
 今回はガクガクを歯科医の手でもしたが、私自身にカチカチと何度も歯を噛み合わさせた。
 
自分ですると下顎が右へ行ったり左へ行ったりと、まだ安定しない。安定してできるようにな
 
ると良いらしい。
 
 私が納得できれば、クラウンなどを作りかえることができるとも言った。
 
 次回は予約が混んでいて、三週間後にしか空きがない。
 
                                 
                                                  ツヅジの若芽
 
 帰りは、スプリントの再調整のおかげか、気分が良くてルンルンだった。 病院を出た直後
 
から首左横の筋肉が緩んでいるのに気が付いた。一歩足を踏み出すたびに、股関節の調子
 
が悪い右脚にも、体重が載るように感じた。舌の筋肉の緊張も前回以上に緩んでいた。
 
 思わず、「ばんざーい!」のメールを電車の中から友人に送った。帰宅するまで待ちきれな
 
かったのだ。浮かれついでに、今度は花柄のTシャツを衝動買いして、自分でも呆れる。
 
 
 
 その夜は、もっと驚くことがあった。左右の顎が水平なのだ。
 
 当たり前のことかもしれない。だが、私の場合は五軒目の大きすぎる仮歯で筋肉が緊張し
 
て以来、首の左側が長くなって、左右の顎や耳の位置が違っていた。顔が右に傾いているの
 
でもなく真っ直ぐなのに、首の左右側面の長さが違うのだ。鏡に顔の正面を向け、顎を付き
 
して上げると、右耳の位置より左耳の位置のほうが高い。左右差は歯と筋肉の状態によっ
 
変化した。歯の調子が悪くて首の左側の筋肉が緊張するほど、首の左側面が長くなり左耳
 
高くなる。それが、左右同じ長さになっていたのだ。
 
 確実に歯の状態が良くなり、その結果、筋肉が緩んできている。以前からも、左顎周辺の
 
筋肉が緩むたびに、左側上下の奥歯が近づいてきていた。この調子でいけば、左側奥歯が
 
大きすぎる仮歯のミス以前のもとの位置に戻るかも知れない。そしたら、クラウンや部分入れ
 
歯の高さ決めることができるのだ。
 
 初診のときも驚きと喜びと安堵は大きかったが、今度はそれにもまして驚き、嬉しかった。

                    つづく
               ノボタン。年末に息子が葉刈りをしてくれたのは良かったのですが、
                        歩くのにじゃまとかで、バサッと切られて三分の一程に・・・

  
                             
  
 
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歯科治療9年の苦労ばなし  83  への15件のフィードバック

  1. ポポちゃん より:

    ようやく調子のいい治療に近づいたようですね、このまま完治まで持ち込めればいいけど。

  2. Tosh より:

    こんにちは 白い花さん♪ ようやく解決へと向かっているようですね!(^o^)! 我が家にもラベンダーが咲いていまして良い匂いを放っています。 繁殖力が強くて、去年隣に咲いていた水仙を取り込んでしまって、 今年はその水仙がラベンダーの中で葉を伸ばしています。 でも花はまだ咲いていません。 他にはアマリリスが歯を広げているだけです。 歯の治療で顔の形も変わるものなのですね。 記事に書かれていて改めて「そうか!」という思いでした。 肩や首の凝りは想像できましたが、まさか顔の形にまで影響するなんて! 今も継続治療のご様子、大変でしょうけど、『完治』を目指して取り組んでください。

  3. booo より:

    思わず送った「ばんざーい」メール!(・∀・)/その喜びようが伝わってきました!もっと早くこうなっていればと思ってしまいますが、今までのご苦労があったからこその好転でしょうから、、このまま順調に進むといいですね!(^┏_┓^)ノ

  4. Nami より:

    庭にいろんな植物があってうらやましいです。いよいよ、よくなる兆しがでてきたんですね。お医者さんも真剣な様子が伝わってきますし、これで、良くなっていければいいのですが。

  5. 阿霞 より:

    ノボタン、綺麗な葉ですね~♪

  6. mako より:

    (o^0^)o コンバンワァ♪この時点ではすこぶる調子がいいのですね~^^お庭に大きな木が有るのですから広いお庭ですねいろんなお花が楽しめますねラベンダーは年中ですか^^;

  7. たんぽぽ より:

    よかったですね!読んでいて、嬉しさが伝わってきました(^-^)

  8. ちえみ☆ より:

    こんばんわ~良かったですね。歯って大切ですね。早く快適になるように祈っています(*^_^*)もう直ぐ春!草や木や花が芽吹いて来ましたね(^O^)/

  9. 洋子 より:

    ノゼンカズラ、立派な枝ぶりですね~。ノボタンは葉だけでも綺麗だな、と思います。花柄のTシャツを衝動買い、気分が華やいでいる感じが現れていますね~。

  10. hulala より:

    こんばんは庭の草花の緑がきれいですね。つつじもノボタンも霜や寒さは大丈夫でしたか。こちらでは葉などがみな霜で色が悪くなっています。

  11. САБУРО(サブーラ) より:

    歯科に関する難しいことは分かりませんが、何よりも医者は患者の言うことを良聞くと言うのが大事なんでしょうね。こちらからすれば、不安のため質問したことに上目線で威圧的に言われたら権威のある大学病院でも信頼出来ないでしょうから。

  12. アカショウビン より:

    まだまだ治療が続いているようですが、もう少しのガマンといった段階でしょうか?早く病院通いが一段落して、普通な生活が取り戻されると良いですね^^ツワブキは、たんぽぽのような綿毛になるのですね。私の家では、花が終わると切ってしまうので、葉だけが残っています。

  13. main より:

    人間って不思議ですね、何処か1か所悪くなると、あちこちに副作用?が発生するようです。そこが収まると、他も収まるんですから(笑。やはり緊張は相手にも伝わりますね、楽な気持ちをいつも持つようにしましょう(私自信もそうしています。貴重なコメントありがとうございました、私達の日本は住みやすければ それで良しですね。人口がどうのこうの、負担がどうのこうの言ってるより「あるがまま」を甘受しても世界の中では とても恵まれた国だと思っています。

  14. Misa より:

    こんばんは☆お医者さんからの帰りに「るんるん」気分になれるなんて、そんなすばらしいことないですよねー!!お友だちへ喜びのメールを打ったり、華やかなお洋服買ったり、明るくなった気持ちが伝わってきました(^-^)このままずっと順調に…と願うばかりです!!!

  15. 白い花 より:

    皆様、コメント有り難うございました。この頃は、もう治ったも同然と思って、安心しきっていました・・・私の場合は筋肉の緊張のためだと思います。でも、頭の重さが首にきちんと乗らないと、肩、体、脚にも体重がきちんと乗らずに、それをなんとかしてバランスを取ろうとして、体のどこかに歪みがくるらしいです。その逆もあるそうです。体の下の方で故障があると上の方まで影響して、バランスを取るために上半身に歪みが出るとか。分かりやすいのは、下の歯の左右の数が違ったりすると、下顎が左右にずれるようですよ。カレンダーで二か月分が一枚に乗っているのを、過ぎた月の分を切り取ると、切り取った側が軽くなって上にあがり、その1枚が斜めになりますよね。それと同じように、顎の位置が左右対称でなくなり、上下の歯の噛み合わせがずれるとか。良く分かりませんが。歳をとって一番奥の歯がなくなると、ブリッジもできないのでそのままにしている人が多いようですが、しばらくすると噛み合わせがずれてくると聞きました。話が脱線しました。ごめんなさい。お医者さんで見るからに怖そうな人は、いくら腕が良くてもいい気がしませんよね。でも、”緊急救命、コード・ブルー”(タイトル間違ってるかも?)ってドラマで、主人公の若い救急医がニコリともしないのですが、優しい良いお医者さんなのですよね。単ににこやかなのと、本当に優しいのとは違うのだと、これを観て今更ながら思い知りました。ツワブキに限らず、ヅボラでいつまでも残しています。こちらは庭に霜が降りることはまずないですよ。そんな広い庭ではないのですが、所狭しと植えています。植えたときはそんな大きな木ではなかったのですが、20年以上も経って成長しすぎになっています。ノウゼンカズラは涙をのんで半分以下にしましたが、まだあれです。日に日に木々が芽を膨らませていますよね。2月というのは一番寒い時期だと思うのですが、春が来るのがはっきり分かりますよね。

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