歯科治療9年の苦労ばなし  84 

  
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  今日の写真は、また我が家の庭です。首がまだ本調子ではなくて、冬眠中・・・。
 
  歯の方は、夜になると痛くなっていた奥歯がときどき昼も痛くなり、鎮痛剤で誤魔化てい
 
 ますが、次の予約が早く来て欲しいです。
 
  今回は第三章 大学病院から民間病院へ の ”6 調整を早まった!?” で、2008年の
 
 ことです。   
             
                                      サツキ
                 
 
        「歯科巡歴の記―歯科からの帰還」                 
             
  第三章  大学病院から民間病院へ
           六  調整を早まった!?
 
 
 
 噛み合わせの位置が決まり、クラウンなどを削って奥歯の高さを調節した。筋肉の緊張が
 
さらに緩む。嬉しくて、思わず「ばんざーい!」メールを友人に送った。その後、首の筋肉の
 
緊張はいっそう緩み、左右の顎関節と耳が同じ高さになったのには驚くばかりだった。
 
 
 
 翌日、大学歯科病院の歯周科へ電話を入れた。歯周科の次の予約と民間病院の次の予約
 
が重なるので、キャンセルするためだ。
 
 補綴科は民間病院へ転院したが、歯周科はそのまま大学病院で世話になっていた。
 
歯周科の担当医は信頼していたし、治療以外の点でも頼りにしていた。それに今度の民間病
 
院の歯科医は補綴が専門で、歯周は診ないのだ。
 
 補綴科は民間病院の様子を見てから断るつもりだったので、まだ主治医には転院すること
 
は知らせていない。前回の予約は、急用ができたからとキャンセルしていた。取りなおした次
 
の予約は一カ月以上も先で、民間病院の治療のなり抜きを見るには都合が良かった。
 
 しかし、次回もまた適当な理由でキャンセルすることになるのだろうか。二度もなんて、気が
 
重い。それに、ここまで民間病院の治療が進んでいるのだ。もう転院をはっきり決めて
 
のではないか。大学病院の主治医早く本当のことを言ったほうが、私の気持ちも
 
スッキリする。キャンセル空きの無駄な時間作ることもないので、大学病院の主治医にも
 
他の患者さんも都合が良いだろう。
 
 歯周科の後で補綴科にも電話を入れた。主治医は外来にいなかったので、若い歯科医に
 
伝言を頼んだ。
 
「民間病院へ転院します。予約が早く取れて、治療が早く進みますので・・・。
 
長らくお世話になり、有り難うございました。主治医の先生に宜しくお伝え下さい」
 
 気分がスッキリした。
 
 預けているクラウン二個を、歯周科の次の予約のときに返してくれるようにも頼んだ。
 
その時、主治医に直接挨拶できるかも知れない。
 
                                
                                            春ですね。毛虫がもうでています。
 
 スプリントの調子は、例によって二、三日するとまた悪くなった。
 
 きっと、前回までと同じだろう。心配はないはずだ。
 
 左顎が少し高くなり、分かりかけていた噛み合わせもまた分からなくなってきた。
 
それに、今度はスプリントを外しても付けても良くない。前回までとは様子が違う。
 
 一週間我慢すると、スプリントを付けている方がまだましになったが、顎の位置はすっかり
 
以前に逆戻りで、元の木阿弥。首の筋肉も、また突っ張った。
 
 二週間後、左側上下の奥歯をカチカチしたり、噛みしめたりを時々するようになった。
 
眠っいるとき喉が詰まって、ゴボゴボという音で目も覚める。これは五軒目の歯医者の
 
大きな仮歯のミス直後から始まり、大学病院でスプリントを嵌めるようになってから治まって
 
いた症状だ。あのときの左顎から首や肩、頭にかけての痛みもそっくりそのまま甦った。
 
まるで、大きな仮歯で全身の筋肉が攣ったときの状態を再体験してようだった。 
 
 状態はどんどん悪くなる。筋肉の緊張が少しでも緩むように、葛根湯を飲むくらいしか手は
 
なかった次回からは、三週間も予約が開くことのないように頼まなくては。   
 
                                    
                                                  
 予約の日がやっと来た。転院して二カ月が過ぎ、初診から数えて六回目の診察だった。
 
 この日は前回削った左上のクラウン二本と部分入れ歯二本をまた削ったので驚いた。
 
前回以後、歯が低くなって食物を噛みにくくなったと伝えたのに、歯科医は気にも留めていな
 
いようだ。もっと意外なことに、右下の二本のクラウンも削ってしまった。左に比べて右が低い
 
ので、右の奥歯は上下届かない。だから、前回に続いて今回も左側を削ったのはまだ理解で
 
きる。だが、どうして低い右を削るのだ。右を削るという説明は事前には受けていない。
 
「順番に調整して最後には作り直しますから、大丈夫ですよ」
 
 歯科医は私の不信感が分かるのか、にこやかにそう言いながらスプリントの調整もした。
 
次の予約は三週間も開かないように頼んだので、二週間後になった。
 
 左側がますます低くなり、一段と噛みにくい。右側も低かったとは言え、大きい塊ならかろう
 
じて噛めていた。それなのに、削ってさらに低くなったので、すっかり役立たずになってしまっ
 
たのだ。
                                 
                                            月桂樹の新芽
 我慢したが、あまりの調子の悪さに一週間後の朝に病院へ電話をかけた。何度かけても
 
話中だ。二時間も経って、やっと繋がった。
 
「たまたまさっきキャンセルが入って、空きがあります。今日おいで下さい」
 
 先に私の電話が繋がっていたら、空きはまだなかったのだ。良かった。落ち込んでいた気分
 
を振り払い、病院へ急いだ。
 
「調子が悪いですか? うーん、クラウンなどを削って口腔内の環境が変化したからでしょう。
 
もう当分は歯の状態を変えないほうが良いですね」
 
「・・・・・・」
 
 次の予約は二週間後になった。
 
 
 
 調子が悪いのはそのままだ。我慢して二週間が過ぎた。
 
 次の診察のとき、スプリントに右奥歯だけの跡が付いていた。その場でスプリントを付けて
 
赤い紙を噛ませても、外して噛ませても、右側だけに赤い印が残る。
 
 左側が当たらず右側が当たるというのは、右側が高いということだろうか。
 
 しかし、私の感覚では右側の歯が高いようには感じない。今までの私の経験でも歯が低く
 
ると、つい上下の歯を噛み合わせて力が入り、筋肉が緊張していた。きっと右側は低いの
 
だ。しかし、こんな理不尽なことを素人の私が言っても医者が信じるだろうか。
 
 ところが、意外だった。私が何も言わない前に、歯科医はこう言った。
 
「これは右が高いからではなく、低過ぎるために却って力が入り、歯の位置が高くなっている
 
のです。低いので、なんとか届かせようとしているためですよ」
 
 やっぱりベテランだ。場数を踏んでいて、色々と細かいこともよく知っているのだ。
 
「顎が痛いからと言って、早々にクラウンを削らないほうが良かったのでしょうね。
 
焦って調整を早まったのかも知れません。右下が低くなりすぎていますねえ」
 
 えー!? そんなあー。
 
「なるべくスプリントを付ける時間を長くして下さい」
 
「わかりました。今でも外出するとき以外は、できる限り付けるようにしています」
 
 その日は、クラウンは削らず、スプリントを調整しただけだ。
 
「ああ、それと、病院へ来るときはスプリントを付けずに来ていますよね。
 
何時間くらい外していますか?」
 
「家を出てここへ来るまで、二時間くらいです」
 
「左右奥歯の差が小さくなって、微妙な調整が必要な段階になりましたので、
 
病院へ来る道中も付けて来てください。二時間も外していると、せっかくの調整が元に戻って
 
しまいます。調整した状態を保って、ここまで来て欲しいのです」
 
 なるほど、それなら右が本当に低いのかどうかも確認できるだろう。
 
「口元が気になるようなら、マスクでもして下さい。アハハハー」
 
 スプリントが大きいので、嵌めると唇が巧く閉じられない。少し険悪だった私の気分をほぐ
 
すように、主治医は冗談めかして笑った。
 
「アハハハ、そうですね。そうします」
 
 私も思わず笑顔で答えた。笑うと不安が小さくなる。
 
 試すことはたくさんあるのだ。頑張らなければ。冬に買ったマスクがたくさん残っている。
 
 マスクをするには、まだ残暑の厳しい夏の日だった。次の予約は二週間後だ。              
                    つづく

                            笹の葉の新芽はまだまだです。 

 

 

 

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歯科治療9年の苦労ばなし  84  への14件のフィードバック

  1. ポポちゃん より:

    転院、キャンセル?ややこしくなってるね

  2. sakura より:

    こんばんは。やっと決心がついたのですね!転院は正解だと思います。これからますます良くなることを祈っています!

  3. Misa より:

    こんばんは☆うーん、転院されてどんどんいい方向へ…でも何かありそうな…と勘ぐってしまう私です。今までの白い花さんのレポが強烈な印象だったので、このままうまく行くのかしらと不安です~。

  4. booo より:

    何かの前触れっぽいですね。。。( ̄_ ̄;)その何かが悪い方向でなければいいけど。。。ちょっと予測が付かない展開だなぁ~。。。

  5. 乙女 より:

    転院して良い方向へ行くといいけど、今までの流れからすると・・・不安が募るわ(T_T;)

  6. アカショウビン より:

    良い歯科医に巡り合えたのは良いですが、予約待ちが長いのは大変ですね^^;次の治療で、痛みがとれると良いですね^^

  7. hulala より:

    こんばんは笑うと不安が小さくなる・・・本当にそうですね、でも不安なときは笑おうとしても難しい。

  8. mako より:

    こんばん~~は^^病院まで2時間もかかるのですね^^;通院も大変緑は現在の緑なんですね雪のない所っていいですね^^緑の葉を見ている限りでは新緑の頃と思えそう~

  9. たんぽぽ より:

    我慢の連続ですね。いい方向にいくといいですね。

  10. 洋子 より:

    新芽の若々しい緑が綺麗ですね。先生、早まったと認めてしまったのですね。今度こそは良い感じでずずむかと思いきや・・・でしたね。

  11. Tosh より:

    おはようございます 白い花さん♪ ハッピーエンドへ向かうのかと思っていましたが、まったくそうではないのですねえ・・・。 次から次へと、一難さってまた一難・・・というように全然解決の糸口が見えないですね。 しかも、現在にまで続いている様子・・・。 そうですか。。。 どうすれば決着できるのでしょうねえ・・・。 こちらの歯医者さんは補綴も歯周も診てくれますよ。 どちらかだけなどと言わずに・・・。 田舎だから、か、浅く広く診る(?)のでしょうか? 今なお治療中であることを鑑みますと、「たいへんですねえ。」という一言に尽きます。 早く『ハッピーエンド』が訪れることを祈らずにはいられません。 忍耐力に敬意を表します。

  12. 白い花 より:

    皆様、コメントを有り難うございました。やっぱり、なんか、なかなかです・・・町の開業医は、地方でも都会でも歯科一般を診ると思います。他の病気でも複雑になったり重傷になると、町の開業医ではなく、大きな病院や専門の科にいくように、歯も町の開業医では手に負えなくなると、大きな病院の歯科へ紹介されます。そこでは歯科も細かく専門が分かれています。補綴科、保存科、矯正科、歯周科、口腔外科、ペインクリニック、などなど。

  13. 新1年生ままより より:

    兵庫県在住です。歯科治療でこまったことになってしまいました。 同じ地域にお住まいとのことで相談・お話聞いてもらえませんか?

    • 白い花 より:

      私で良ければ、お話をお伺いします。ただ、私の歯の治療は13年目になり、まだ治療継続中です。
      今年の5、6月くらいには民間の病院へ転院しても良いくらいの状態になっていると、大学病院の主治医に言っていただいていますが・・・。
      今までの経緯がありますので、単純に素直に喜べないでいます。

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